6月29日
快晴,南東風やや強い,最高気温33℃

今日もまずは梅雨明け後の川チェック。ヒラヨシノボリの川へ行ってきました。
ヒラヨシノボリ
もともと急流域に棲むヒラヨシノボリ。大雨の激流は平気でも,10日ちかく続いた濁流に耐えられるのか?と思いましたが,やっぱり野生はたくましい!多数見られました。

ピアテグリ
(波0.5m以下,うねりなし,透明度:こことしては良い,水温:26〜27℃,エントリー18時20分,ダイブタイム76分,最深10m,ポイントリサーチ)

海では先日のガイド中に見たホホスジシノビハゼの求愛をじっくり見るかと行ってきました。
ホホスジシノビハゼ・ペア
手前が抱卵雌
しかしはっきりとした求愛行動は見られず残念。代わりといってはなんですが,1.5mくらい離れたところでヒレフリサンカクハゼの雄が盛んに雌に求愛してました。そっちを観察。
ヒレフリサンカクハゼ
第2背鰭と臀鰭が青く発色した婚姻色の雄

雄の求愛行動概略:
@抱卵雌が眼に入ると巣穴から出て
鰭を発色全開でディスプレイ
A雌が近づくと巣穴に入り,
雌を誘導
B巣穴に入りそうで入らない雌に
穴の中からディスプレイ
@〜Bそれぞれ10分くらい,トータルで30分くらいかけて雌を見事にゲット(かな?),巣穴に呼びいれていました。

雌がいないときには,せっせと巣穴のメンテ(掘ったり)をするヒレフリサンカク。普段は巣穴らしい巣穴を持たないヒレフリサンカクが繁殖のために,テッポウエビ顔負けの立派な巣穴を作るとは知らなかったです。

ところで,この後この雄は,別の雌に盛んにアタックしていました。一夫多妻のようです。