2月9日
曇り時々晴れ一時雨も,北西風弱い,最高気温14℃

キッカサンゴ群落(仮称)
(波:0.5m以下,うねりほとんどなし,透明度:厳しい,水温:19〜18℃,ダイブタイム67分,最深24.5m,ポイントリサーチ)

一昨日とは逆で,北風が弱かったので,気温が上がらない割には寒さを感じない一日でした。

この時期でも外海など潮通しの良いところの水温は21〜22℃くらいありますが,潮の当たりがより少ない湾奥などは水温がガクッと落ちます。ここキッカサンゴ群落ポイントもかなり奥まったところにあり,このところの寒さで水温は20℃を切っていました。海中は冬本番と行ったところでしょうか。

さて,寒い中見られたハゼのうち以下2種をご紹介。

まずマダラホシハゼ

湾奥のサンゴやガレがごちゃっとしたところで良く見るマダラホシハゼ。下画像のように特徴的な斑紋がある個体はわかりやすいんですが・・・。
マダラホシハゼ
特徴的な斑紋がはっきり出ている個体
(フォトリストより引用参考画像)

下の画像は今日見た個体。
斑紋の薄いマダラホシハゼ(?)
第1背鰭第4棘は伸びているような伸びていないような?
このように斑紋が薄めで「日本のハゼ」のホシハゼsp.2かな?と思ってしまう個体も結構います。でも体型や目(虹彩)の感じから「斑紋の薄いマダラホシハゼだろう」ということにしてます(があまり自信なし)。

ちなみに第1背鰭第4棘が伸びることもマダラホシハゼの特徴の1つのようですが,この個体は上右画像のように伸びているよな伸びていないような?。悩ましいところです。

(3月1日追記:研究者のTSさん,KSさんに画像を見ていただきやはりマダラホシハゼと教えていただきました。)

一方,下画像は斑紋が濃くなったアカメハゼ
赤褐色横帯が濃く出たアカメハゼ
実は夕方に潜り始め,このアカメを撮った上がり際は薄暗かったです。赤褐色横帯=夜間色がすでに出ていたようです。