5月9日
晴れ,南東風微弱,最高気温26℃

キッカサンゴ群落
(波,うねり皆無,透明度:厳しいがこことしてはこんなもんか,水温:24〜25℃,ダイブタイム86分,最深5m,ポイントリサーチ)

GW明けから外海で作業ダイバーをしているので,ログアップは久々になってしまいました(汗)。

作業ダイバーをした後,季節ネタオヨギイソハゼ婚姻色サツキハゼの婚姻色&求愛を撮りにキッカサンゴ群落へ。

オヨギイソサツキハゼともそろそろ繁殖は終盤では?と思いますが,今日も婚姻色&けんかor求愛はよく見られました。
婚姻色オヨギイソハゼ雄2匹・けんか 抱卵雌に集まる雄3匹

で,それなりにポジ(主に105mm+1.5倍テレコン)で撮影したんですが,ここのすぐそば(見えるところ)でミツバイソハゼキンホシイソハゼのそれぞれの求愛も見られ,そちらにもついつい興味が・・・。
ミツバイソハゼ
発色(婚姻色)&鰭全開で求愛する雄(左)
右が雌
ミツバイソハゼの求愛は昨年6月に倉崎ではじめて見たので(2005年6月4日ログ),初夏から繁殖か?と思っていましたが,春(晩春)からかもしれません。

ところでこの求愛雄,鰭がボロボロ。
ミツバイソハゼ雄
婚姻色&鰭全開だけど鰭が・・・
尾鰭,第2背鰭,そして本来,棘が伸びている自慢の第1背鰭前部までも欠損。う〜痛々しい。目立つ求愛は命がけなんですね。ちなみにこのペア,ちょっと目を離したすきに姿を消しました。どこか近くにある巣穴にでも入り無事産卵したんでしょうかね。

求愛中のキンホシイソハゼはペアでいるところは撮れませんでしたが,下がその雌雄。
キンホシイソハゼ
左:雄,右:雌
3月3日のログキンホシイソの雄の婚姻色には2段階の発色がありそう,と書きましたが,上左画像の雄は2段階目の発色が冷めたところ,といった感じでしょうか。

ちょっと発見だったのは雌の発色。上右画像の抱卵雌は雄と同じように頭が黒く発色しています。またお腹の抱卵部分を目立たせるためか体の白斑が薄れ,全体的に黒っぽい感じになっています。

キッカサンゴ群落のこの場所は,ほとんど動かずにハゼ4種の繁殖行動が見られるのは良いんですが,「四兎追うものは当然一兎も得ず」になりそうでコワイです(苦笑)。