6月9日
曇り一時雨,北西のち西風弱い,最高気温25℃

キッカサンゴ群落
(波,うねり皆無,透明度:厳しい,水温:26℃,ダイブタイム94分,最深23m,ポイントリサーチ)

ここキッカサンゴ群落の浅場で最近目立っているのがイソハゼの幼魚。オヨギイソソメワケイソといったホバリング系のイソハゼ幼魚はとくに目に付きます。
オヨギイソハゼ幼魚の群れ ソメワケイソハゼ幼魚
オヨギイソハゼといえば,実はまだ婚姻色の雄が時折見られています。
オヨギイソハゼ
婚姻色の雄2匹
昨年,一昨年とオヨギイソハゼの婚姻色をガレラビーチで観察した際には,5月中旬までしか見られませんでした。この時期まで見られるのはちょっと意外でした。

繁殖関連といえば,ここの新定番ハゼ・ヒトミシリハゼでは産卵床を作る行動が見られました。
白化した枝先(産卵床)につく
ヒトミシリハゼ
上画像のサンゴの枝先(ヒトミシリハゼが着定しているところ)を盛んにつつき,白化させて産卵床を作っている様子でした(その様子はポジで撮ったので写っていれば後日アップします)。

5月下旬まで1匹のみと思っていたヒトミシリハゼですが,最近は3匹見られます(見逃していたのかあるいはどこかから集まったのか?)。産卵床を作っているのが雄であと2匹が雌のハーレム,かな?なんて想像をしてますが,今後ヒトミシリハゼの産卵あるいは卵保護を観察・撮影できるかも? 楽しみだなあ〜。

6月17日ポジ画像追加:
産卵床をつくるヒトミシリハゼのポジ画像を追加アップしました。
左:サンゴをつついて産卵床をつくるヒトミシリハゼ
右:サンゴをつついた後,逆さホバリングのいつもの体勢
ヒトミシリハゼはこの「サンゴをつついく」→「逆さホバリング」を繰り返していました