9月2日
快晴,北東風弱い,最高気温31℃

ピアテグリ
(波0.5m以下,うねりほとんどなし,透明度:浅場まずまず,深場厳しい,水温:-10mまで30℃,それ以深29〜28℃,最深27m,ダイブタイム2本で3時間半くらい,ポイントリサーチ)

まずは今日のログの主な登場ハゼ&ロケーションです↓


昨日ログは書かなかったんですが,実は昨日もピアテグリインドカエルウオの産卵ウォッチにチェレンジしてきまして,それは結局見れなかったんですが,ふと近くのイロワケガラスハゼを見ると卵保護中でした。
イロワケガラスハゼと卵(昨日9月1日撮影)
サンゴの右に見える細かい粒々が卵
上左右画像は同一個体&ほぼ同じ場所の別カット(右画像は自然光撮影)
上右画像のように自然光撮影もしてみましたが,どうもコンデジだと(腕のせいでもありますが)卵をうまく写せないので,後日発眼したら取り直そうと思っていました。

でも,ひょっとしたら今日こそインドカエルウオの産卵かもしれないし,イロワケガラスハゼ卵の翌日の状態も気になるので,今日もまたピアテグリへ行ってみました。

で,インドカエルウオは結局今日も産卵せず(産卵床のまわりを雄も雌もうろうろしているんですが・・観察経過報告はそのうち「サカナトピックス」に書く予定です)。しかし,意外や意外,昨日のイロワケガラスハゼの産卵床で今日ペアが産卵・受精していました。
今日の産卵後の♀と卵
肝心のペアでの繁殖シーンはポジで撮ったので写っていれば後日アップします。

それにしても昨日の昼間にはまだほとんど発眼していない卵があったのに,今日また同じところに産卵しているとは! タナゴモドキは産卵後半日くらいで孵化するらしいけど,イロワケガラスも孵化が早いのかな?? それとも毎日少しずつ産卵するんだろうか? 今日行ったときはペア産卵・受精の真っ最中だったので,昨日の卵が孵化した後だったのか,それとも空いているスペースに生みたしたのか残念ながら不明(明日は仕事なので見に行けないのがまた残念)。 いずれ機会があればまた観察したいところです。

ところで,この産卵床のすぐ下にはセボシウミタケハゼがいたんですが(一番上画像参照),このセボシくんをイロワケの雌は「卵を狙うヤツ」と決めこんでいるようで,執拗に追い払っていました。
イロワケ♀「そこで何してるんじゃ,ワレい」
セボシ「・・・(あ,見つかった汗)」
イロワケ♀「卵喰う気だな,コラ」
セボシ「いや別に,散歩,散歩です」
イロワケ♀「ウソつくな,しばくぞ!」
セボシ「いや〜おいしそうな卵が見えたもんで・・」
イロワケ♀「コラッ,やっぱり!!」
セボシ「1粒や2粒いいじゃないか,たくさんあるんだから,ケチ!」

イロワケの雌に「私はそんな下品なことは言いません!」と怒られそうですが,そう思うくらい終始けんかはイロワケ♀が優勢でした。母はつよし。

9月29日画像追加:
9月2日に撮った産卵中のイロワケガラスハゼのポジが出来てきました♪
産卵中のイロワケガラスハゼ雌(右)と
見守る雄(左)

2006年9月2日撮影
大きな画像(ノートリミング版)はフォトデータにアップ
左画像のアップ
卵の粒々()と輸卵管(