7月12日
晴れ時々曇り,南東一時北東風弱い,最高気温32℃(最低気温26℃)

河口域
(波0.5m以下,うねりなし,透明度:かなり厳しめ,水温:水底30〜32℃,最深5m,ポイントリサーチ)

以前のフォトデータにも書きましたが,ホホグロスジハゼは見るたびにカメラを向けてしまうハゼの1つ。

今日も河口域でホホグロスジハゼを見かけたので,海況が悪かったにもかかわらず,つい粘って撮っていました(苦笑)。

すると求愛らしい行動が見られました。しかも雌の方が積極的に求愛しているようでした。

まず今日撮ったホホグロスジハゼの雄と雌。
このように通常時は,雌雄とも体色に大差ないです(第1背鰭棘の伸び方に少し差がありました)。

この雌雄,少し離れて盛んに摂餌していましたが,たまに接近したときに,雄の体色は変わらないものの,雌の方は下画像のように白黒に変化!
雌(上画像と同一個体)の婚姻色

体を黒くお腹は白く,抱卵したお腹を目立つように強調した婚姻色ですね。

そして,雄にディスプレイ。
雌の求愛ディスプレイ
雄に白く強調したお腹を見せる雌
求愛は頻繁に見られ,求愛数回に一度の割合で雌雄で巣穴インしていました。でもいずれも雌雄ともすぐに出てきたので,産卵には至らなかったようです。

海況が悪く上画像のような心霊写真レベルしか撮れず残念でしたが,良いものを見れて大満足でした(次はちゃんと撮るぞ!)。