9月19日
晴れ,北のち西風弱い,最高気温30℃(最低気温28℃)

やや湾奥
(波0.5m以下,うねりあり,透明度:厳しい,水温:28℃,最深15m,ポイントリサーチ)

台風13号が通過して1日経ったところで海中の様子を見てきました。

13号は東シナ海側に結構逸れてくれたおかげで,笠利湾内での生物への影響は比較的少なかったようです(ほっと)。

前回(9月13日)ログのヤシャハゼも,もちろん元気でした♪
ヤシャハゼ
元気すぎてハナグロイソハゼ()を食べようとしている,わけではないです(笑)

うねりもあまりなかったようで,サンゴ,海藻やカイメンに付着するハゼもかわらず,でした。それらを代表してウミショウブハゼsp.を撮りました。
「日本のハゼ」のウミショウブハゼ属の1種-2
カイメンの1種とヒロハサボテングサにつく個体(別個体)

全体的に無事を確認しつつ,ちょっと「お!」と思ったのはヒメオニハゼ。ここのヒメオニハゼは雄しか出ていないことが多かったですが(8月25日ログ),今日は雌も出ていてペアでした!
ヒメオニハゼ・ペア(左:♀,右:♂)

共生ハゼの場合,「雄のほうがすぐに巣穴に引っ込む」ことが多いです。ヒメオニハゼもそうだと思っていました。

が,このペアは例外のよう。もうちょっと接近すると雌の方が先に引っ込みました。
♀が先に引っ込み♂のみに
共生ハゼは,雄は巣穴に入りがちで,雌が巣穴外にいることが多いので,「雄は巣穴内の卵を守り,雌は巣穴外に出て次の産卵に備えてせっせと摂餌」というイメージがありますが,このヒメオニハゼ・ペア,ひょっとすると雌が産卵だけでなく卵保護も!しているのかな〜?? だとしたら超〜たくましい雌ですね〜。