10月27
曇りのち快晴,北風やや強い,最高気温25℃(最低気温23℃),水温:インリーフ〜タイドプール28〜26℃

昨日のログに書いたように,いままでタネギンポと思っていたギンポがアオモンギンポのようなので「では本物のタネギンポを探してみるかあ〜」とインリーフ〜タイドプールを数箇所見てみました。で・・・

今度こそタネギンポだろ〜,というギンポを見つけて撮りました♪

このコは全長5cmくらいで

アオモンギンポなら成魚クラスの大きさなので

眼上皮弁は枝分かれし,胸鰭付け根上方の体側に

目より大きな青斑(または黒斑)が

あるはずですが・・・

眼上皮弁は枝分かれせず,青斑もなし,でアオモンギンポではやはりなさそう。



タネギンポの体色などの特徴は,

タネギンポの載っている図鑑(日本産魚類検索,日本産魚類大図鑑)や

魚類写真資料データベースなどを見てもよくわからなかったんですが

「硫黄島・竹島の魚類」という図鑑を見ると

「雄の背鰭と尾鰭は朱色に縁取られる。」とあり,雌については言及していないんですが,

その図鑑に載っている雌の生鮮標本写真を見ると

眼上皮弁の先端と背鰭の先端が朱色のようです。

で,このコは上画像のように眼上皮弁の先端が朱色で,

下画像のように背鰭(第2背鰭)の先端も朱色で,

お!やはりタネギンポ(雌)の特徴に一致



ここで

昨日アオモンギンポと思ったギンポたちの画像をもう一度よく見ると・・・

4年前のコの中に背鰭の先端が朱色のコが写っていて,

このコらもタネギンポぽいなあ〜
(一番左の小さいコはたぶんタマギンポ

昨日撮影のコたちは・・

背鰭先端の朱色は不明瞭ですが,

眼上皮弁の先端は朱色で,

他の体色の特徴
(青斑がない,色の薄い鞍状斑上に黒点がある,体側の白点が少ない,など)も

アオモンギンポよりも今日撮った一番上画像のコに一致するので

昨日撮影のコたちもタネギンポのようですね。



ちなみに昨日のログ一番下画像のコも画像を見直すと,

幅が広いタイプの眼上皮弁(下画像)で,

体側に白点が散在することから

アオモンギンポでもタネギンポでもなく

タマギンポの極小幼魚のようです



と,超マニアックなことを長々と書きましたが汗,

タネギンポを探していつもは行かないインリーフ〜タイドプールも行ったので

意外な「お!」の魚にも会いました

それはアデオオモンハゼ

アデオオモンハゼを見るのは4年ぶり!♪

居着くといいなあ〜

もう1カットど〜ぞ