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倉崎のヒメスズメダイとエンマゴチyg 4/17/2005

今日(4月17日)も季節ネタ・アオイソモドキの繁殖らしく行動を観察しにいってきました。
今日観察したアオイソモドキ雄のうち2匹

今日はとりあえず,繁殖行動の観察はそこそこに,アオイソモドキ・ハーレムがどのくらいあるのかチェックしました。
で,ハーレムがありそうだな,と思うところにはハーレムの大小はともかく大抵アオイソモドキが見られ,かなりの密生具合。
ただ,やる気のまんまんでキレイな雄というのは意外に少なそう。時間帯の絞込みもこれからで,ガイドするにはまだまだリサーチが必要そうです。

さて,アオイソモドキのハーレムを探しながら見つけたちょっと嬉しかった魚2種をご紹介。
ヒメスズメダイ

まずはヒメスズメダイ。外海に面したリーフではごく普通に見られますが,湾内ではボートポイントでも見たことがなかったスズメダイです。それが倉崎の,しかも湾奥側で見られるとは!やはり倉崎は奥が深いなあ〜。そんな訳で妙に得した気分になってしまいました。

もう1種はエンマゴチの幼魚(?)
エンマゴチの幼魚(?)

砂地で真っ黒な木片の一部がごくわずかに動くので,お!魚か!?と思い見ると・・ お!これは珍しいコチの幼魚! 
このようなアヒル口のコチには,ワニゴチとエンマゴチが主にいるようで,両者は胸鰭や眼の後方のくぼみ方で見分けるようですが,幼魚のためかよくわかりませんでした。とりあえず分布域からエンマゴチということでご勘弁を(後日分かれば情報アップします)。

エンマゴチの幼魚(?)の目

この魚,砂をかぶった木片になりすますためか,目も濃い紫色(海中では真黒)。しかも目の半分くらいを虹彩被膜というひだが覆っていてさらにカモフラージュ(上画像)。細部までも念には念を入れた擬態!自然の妙ですね〜。

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