3月1日
雨,北西風強い,最高気温17℃

キッカサンゴ群落
(波0.5m以下,うねり浅場あり,透明度:こことしてはまずまず,-20m以深厳しい,水温:20℃,ダイブタイム76分,最深23m,ポイントリサーチ)

雨,風とも強く久々に大荒れの1日といった感じでしたが,ここ2日潜っていなかったので,ちょっとキッカサンゴ群落に行ってきました。

最近潜りはじめたキッカサンゴ群落。まだいろいろとリサーチしなければいけない点があるんですが,気になる2点をチェックしてきました。

まず深場の軟泥地。ここでは以前にサルハゼのなかまを数匹見たんですが,どれもすぐに引っ込まれてしまい撮影はおろか何サルハゼかも分からず仕舞い(たぶんオニサルハゼではないかとは思ってますが・・)。

このところ暖かい日が続いていたのでサルハゼ出てるかな?と行ってみましたがまったく出ておらず。残念。しかし意外な収穫がありました。それは後で書きます。

浅場に向かう途中,キッカサンゴの上にお腹の大きなフタボシイソハゼが乗ってました。
フタボシイソハゼ
抱卵中?顔つきもちょっとヘン?
このフタボシイソ,吻部が突出気味で,普段見るフタボシイソとはちょっと顔つきの印象が異なります。
繁殖期に顔つきの変わるハゼがいますが(ヨシノボリのなかまとかヒナハゼとか),フタボシイソもそうなのかな?

さて,浅場での気になる点・・・マダラホシハゼをチェックしました。

2月9日のログに斑紋の薄い小型のマダラホシハゼかと思われた個体を載せましたが,研究者のTSさん,KSさんに見ていただきやはりマダラホシハゼと教えていただきました。その際マダラホシハゼ「日本のハゼ」のホシハゼsp.2との違いも詳しく教えていただいたので,ホシハゼsp.2が混じっていないか探してみました。

結果は・・・う〜んやはりマダラホシハゼばかりのよう。ホシハゼsp.2もいつか見つけたいところ。
マダラホシハゼ
この個体は背鰭棘が伸びていて見分けやすい

さて,前述した深場での今日の収穫は下画像のハゼです。
このハゼはたぶん・・・
遠目(1.5mくらい先)で見つけた時はトンガリハゼのなかまかと思いました。
「珍しく随分柔らかい泥にトンガリがいるなあ〜」と思いつつ近づきよく見ると,体側の斑紋がトンガリとは違うような・・。

その場ではピンときませんでしたが,撮った画像を見ながら「日本のハゼ」で調べたところ,どうもキララハゼ属の1種のような・・しかし輝青点がないことや頬のスジの走り方などちょっと違うような点もあるけど・・・どうかな?


3月7日追記:
ハゼ研究者TSさん,KSさんに画像を見ていただき,やはりキララハゼ属の1種と教えていただきました。
キララハゼ属(スジハゼとか)=河口のハゼとちょっと思い込んでました。海中で見てキララハゼ属が思い浮かばなかったのは反省反省。